好天に恵まれたなか、259名の新入生を迎えての入学式が4月8日(水)に行われました。
小林義孝校長は式辞で、
「一足早く満開を迎えた桜の花に続いて、日差しの春を心待ちしていた多くの木々や草花が、色とりどりの景色を見せています。春4月、新年度の始まりとともに新たな出会いの瞬間を迎えました。とどまることのない新型コロナウイルス感染症は私たちの日常生活に大きな影を落としていますが、本日、男子160名、女子99名、合計259名の新しい仲間を山本学園に迎えることができ、うれしさと同時に大きな喜びを味わっています。
さて、新入生の皆さん、入学おめでとうございます。まずもって皆さんの入学を心からお祝いし、新しい学校生活の始まりを祝福します。今日からは、65年の歴史と伝統を誇る山本学園の生徒です。入学に当たり、皆さんの心の中には『喜び』はもちろんのこと、『不安』と『期待』も混在しているのではないかと推測します。ただ、どちらの比重が大きいかは人それぞれです。それでも、学校生活を送るほどに、学びから身に付けた財産が大きくなるほどに、不安は薄れ、期待が確かな自信へと変わっていくはずです。もちろん、そのためには手をこまねいているだけではなく、初心を忘れず努力と精進を重ねることがカギになります。「石段を十段跳んで上がることはできないものです。焦れったくとも辛くとも、一段一段行くしかないのです。ひとつひとつ形に残し、きちんと積み上げて次へ進む。そうやって確かめながら重ねた仕事だけが、自信へと変わっていきます」。これは、100年の人生を歩まれた映画監督の新藤兼人さんの言葉ですが、経験値から生まれたと理解しています。『仕事』を『学業』に置き換えたらどうでしょう。皆さんに、ぴったり当てはまると思います。欲張らず堅実に、それでいて意欲的に挑戦し、自分の可能性を大きく広げてくれることを期待しています。
ところで、皆さんも知っているように、高校生活は義務教育ではありません。従って、「人から与えられたことをやっていればよい」というものではありません。確かな目的と目標を確立し、自主的に自律的に実践を重ね、達成感や成就感を味わうために努めることが求められます。「この世には二種類の人間がいる。努力する人と、人の努力にたよる人」との言葉を見つけました。皆さんは、どちらになりますか。どちらになろうと考えますか。自ずと、答えは出ていると思います。
また、皆さんの中には過去の自分と決別し、『本校で自分を変えたい、変わりたい』と、これを機に新たな一歩を踏み出そうと決意した人も多いと思います。この春卒業した女子生徒の一人は、本校での学校生活を振り返り、「私は高校に入学するまでの5年間、人前でマスクを外すことができませんでした。人と接することも苦手で、うわべだけの友達ばかりでした。いつも誰かの後ろについて歩き、自分にうそをついてばかりだった私が、ここに入学を決めた理由も、誰も自分を知らない場所に行きたかったという気持ちからでした。そんな取り柄もない私を、みんなは温かく迎え入れてくれ、私が重圧や責任に押しつぶされそうなときは、その重さをやさしい言葉で魔法のように軽くしてくれたり、泣きたいときには自分以上に涙を流してくれたり。こんな幸せで、恵まれた高校生活をありがとう」と述べました。この生徒は見事に生徒会長の大役を全うし、笑顔で巣立っていきました。
新入生の皆さんにも、技術や技能を身に付け、様々な資格を取得し、充実した3年間の高校生活を約束します。山本学園は『面倒見の良さ』が自慢であり教育信条になっています。真剣味あふれる先生が一人一人と正面から向き合い、粘り強い指導・助言・支援で見守ります。そして、皆さんと先生の思いが重なり合い、3年後の進路決定、卒業資格取得へとつながっていきます。
新入生の皆さん、校訓『誠』を基盤にした『誠の道』を堅実・着実に進み続けてください。時に、自分の弱い心が顔をのぞかせることがあるかもしれません。しかし、くじけずきちんと立ち向かい、打ち負かす心を持ち続けてください。幾多の障害を乗り越える、決してあきらめない強い心を持ち続けてください。その上で、果敢に何事にも挑戦してください。皆さんの確かな成長と大活躍を心から期待して式辞といたします。」
と、新入生を激励しました。
また、教育後援会会長の 西 幸二 様からは、
「新入生の皆さん、山本学園へのご入学、おめでとうございます。
保護者の皆様におかれましては、立派に成長されたお子様の姿に、喜びもひとしおのことと、心からお祝いを申し上げます。さて、新入生の皆さん、今、胸の中は、夢と希望で満ちあふれていると思います。これからはじまる、学園生活を、楽しく充実したものとして下さい。皆さんの年頃は、心身ともに大きく成長する時期です。背丈も伸び、考え方もしっかりとし、さらに一日一日、大人へと近づいていきます。この高校生活は、人生の大切な基礎を作り上げるところです。多くの仲間と共に、知識と教養を身につけ、さらに自分に磨きをかけて、夢の実現に向けて進んで下さい。
大いに頑張っていただき、自分を成長させてくれることを期待しています。 小林校長先生をはじめ諸先生方、学校関係者の方々には、新入生の皆さんが、学校を楽しく頼りがいのある場所として、勉学やスポーツにいそしめる、環境づくりを守ってくださるよう、よろしくお願いいたします。最後になりますが、新入生の皆さんには、山本学園の生徒としてよき伝統を守り、学習、スポーツをはじめ、いろいろな分野でこの学校の名声を高めてくださるようお願いをいたしまして、一言、あいさつならびにお祝いの言葉とさせていただきます。」と、ご祝辞をいただきました。
続いて、新入生代表生徒が、「私たち259名は本日ここに校長先生をはじめ先生方から山本学園情報文化専門学校高等課程の一年生として入学を許可していただいたことを心より感謝いたします。
私たちはこの春、九年間の義務教育を終え自らの夢を実現するための一歩を踏み出しました。これから始まる学園生活での新しい仲間との出会いや多くの知識と技術を学べることを嬉しく思います。
これからの三年間、私たちを様々な出来事が待っていると思います。その中で喜びは分かち合い、困難は共に助け合い私たち全員で成長して行きたいと思います。まだまだ未熟な私たちですが、先生方の温かいご指導のほどよろしくお願い申し上げます。伝統ある山本学園の名に恥じぬよう、日々精進し、実りある学園生活を送ることをここに誓います。」と、力強く生徒宣誓をしました。
職員紹介中央 理事長 山本 直明右から 副理事長・学監 山本 恵子 校長 小林 義孝副校長 磯谷 伸之(2号館棟責任者)教頭 松浦 良昭(3号館棟責任者)教頭 西崎 修(5号館棟責任者)教頭 松本 直喜(1号館棟責任者)事務局長 伊藤 友和生徒指導部長 遠近 政人(3号館棟主任)環境整備部長 犬塚 孝治3年女子部学年主任 山内 宏文(1号館棟主任)進路指導主任 村尾 哲生
生徒指導主任 手塚 進(5号館棟主任)
教務主任 近藤 愼太郎
校務主任 近藤 裕之(2号館棟主任)

右から
女子部
1年2組 調理師科 山本 光代(1年女子部学年主任)
1年1組 ファッションデザイン科 杉田 文
1年3組 ビジネス科 古川 綾乃
男子ビジネス科
1年 男子部学年主任 内藤 晃嗣
1年11組 山田 直人
1年12組 高田 ヒュージ
1年13組 田島 義久
1年14組 久野 哲史
1年15組 松葉 善太郎
女子部 養護 梨本 賀子
男子部 養護 清藤 愛美
入学式後、新入生は各教室に分かれ、担任から初めての学級指導がありました。
どの生徒も、真剣に担任の話に聞き入っていました。